コミュニケーション能力が高い看護師の活躍の場に、保育園があります。
保育園で働く看護師は、子供と会話をしたり、ときには保育士の補助という形で散歩や運動会に参加したりすることもあります。
子供たちは自分で体調の不調を伝えることが得意ではありません。
そのため看護師は、会話や遊びを通して体調をチェックする必要があります。
また、保育士の健康管理や衛生指導も看護師の役割です。
保護者の中には、子供たちの発達状態に不安を感じる方も多くいます。
そんな保護者の悩みを聞き、アドバイスすることも大事です。
保育園は、子供の成長を側で見守りながら看護師としてのやりがいを感じられる職場です。

高齢者と話すことが好きだと感じているのなら、介護施設でも活躍できます。
介護施設では、入居者の健康管理や薬の投薬・管理などが主な仕事です。
高齢者と接する際は、何よりもコミュニケーションが大切です。
介護が必要な高齢者の中には、心身に対する悩みや将来への不安を抱えている方もいます。
看護師は一人ひとりの話に耳を傾けながら、健康に対するアドバイスを行う必要があります。
また、入居者の中には持病を持っていて、毎日薬を飲んでいる方もいます。
薬の量を間違えて服用した場合は生命に関わるため、看護師は入居者に対して薬の説明や点滴を行うこともあります。
看護師は、介護施設の担当医や介護士と連携しながら、入居者にとって安全な医療を提供する役割を担っています。

このように、看護師はどの現場においても相応のコミュニケーション力が求められる仕事に取り組むため、日頃からスキルを磨いておくことが大事です。